冬の寒い日の夜明け前、なんとお茶は水浴びします
1日のうちで一番、気温が下がる時間てご存じですか?
その時間は、明け方の朝日が昇る直前の時間帯です。
特に晴れた日には、この時間帯に一番冷たい空気が空から降りてきます。
よく聞く『霜(しも)』が降りるのもこの時間で、農作物に霜害をもたらすのです。
時には、茶畑1つ丸々茶葉が霜でやられてしまい、葉が枯れてしまう時もあります。
それを回避する為に、茶畑にスプリンクラーで水を散布します。
寒い朝に茶葉に水を浴びせることで、茶葉の表面に氷の膜をつくり強い冷たさの霜から
葉をまもることが出来ます。
こんな寒い朝に水を浴びせられるお茶は可愛そうにも思えますが、お茶からみたら
有り難い真冬の散水と言ってもよいでしょう。
春まで、何度もこの様な光景は見られますが、
無事にもうそこまで来ている春まで育ってほしいです。